瑠璃の茶会











6月1日 京都八瀬大原 瑠璃光院 にてお茶会がありました。

瑠璃光院はモミジと苔と石の素晴らしい庭を有するお寺でして 訪れるだけでもワクワクですよ。 

さまざまな ご縁が重なりまして茶道初心者の私に 亭主役として

お点前をする機会をいただいたのですが・・・。

お茶を点てるには おもてなしの心が大切なんて言われますが 初心者の私が

大先輩の方々の前でそんな気持ちを込めながらなんて 正直困難でして。

今までに味わったこともないような 緊張に押しつぶされそうで ずーっとなんとなく辛くて。

なんでこんな思いまでして なんて思ったりもして・・・。

お茶会の前日 落ち着かなくて お酒に頼ったり みんなとはしゃいで気を紛らわせたりと。

それでも なんだか落ち着かなくて。

当日 私のお茶の師にかけていただいたお言葉 「自分の為に楽しんできてください。」 

を胸の中で繰り返して 庭のモミジと苔を見ながら 深呼吸。   さあ 本番。

私の出番は 2席。    朝一番と午後の終わりから2番目。

一席目・・・。 緊張のあまり 手順を一ヶ所 間違えてしまい ・・・・・・。

誰にも気づかれないようなところでしたが 凹。

二席目・・・。一席目と同じく・・・・・・・。

「お茶席には 魔物が住んでいる。」 私の正直な感想。

その後席で 急きょ 亭主役を替えなければならなくなり 誰が? なんて皆さんが話しているのが

聞こえてきまして。    なんとなく 来るかな? って思っていたら 案の定。

身体と精神の疲れはピークでしたが このまま不完全燃焼で終わるのはもっとイヤだったので 

その大役 お引き受けいたしました。

最後の席は 不思議と力が抜け 順調にお点前が進みました。

この日の京都は30度を軽く超えるような天気で暑かったのですが

お客様にお茶を召し上がってもらい 道具を仕舞う手順に移った時・・・・・・

庭の方から 涼しい一陣の風が。

まるで私に 「お疲れ様。」 って言ってくれたかのように 吹いたのです。

汗ばんで ぼーっとしていた気持ちが すーっとはっきりして 無事お点前を終える事ができました。

40歳を過ぎたおじさんが 自然と言葉を交わせた って本気で思ってしまいました。

終わってみて このような機会をいただいた 方々に感謝、 私のお茶の師に感謝、

当日 お越し下さった方々に 感謝。

なんだか 夢のような京都での日々でした。

※詳しくは  ランドマークプラン二ング株式会社さんの ブログで



                                     nola




  


2014年06月03日 Posted by nola at 18:17Comments(7)茶道